有限会社の定款はどこにある？

有限会社の定款が必要になったらどうすれば良いのでしょうか？

　

１．設立時の古い定款が使えるか？

 

有限会社は、会社法施行（平成１８年５月）以前に設立が認められていた法人（詳しくはコチラ）になりますので、その当時の定款も有限会社法の規程に従ったもので、設立当時の定款は現行の定款としては、使用は難しいです。（提出しても、提出先で断られるかもしれません）

　

ということで、もしも有限会社に現行会社法に対応した定款がない場合は、現行定款を新たに作成することとなります。
　
現行定款が必要な方は是非当職事務所へご依頼ください、と言いたいところですが、自分で作りたいという方も多いと思いますので、以下作成方法の一案を掲載します。

 

２．有限会社の現行定款の作り方

 

有限会社の定款は、「取締役会のない株式会社」とほとんど同じような定款になると思います。（基本形としては）

ですので、株式会社では定款で決めることができるけれども、有限会社では出来ない決まりといったものがなければ、取締役会のない株式会社の定款のひな形を使うと良いと思います。

 

定款のひな型はコチラ（※設立のひな型ですので、６章以降は削ってご使用下さい。

 

定款が出来ましたら、最後に原本証明をつけて完成です。

 

３．原本証明とは

 

原本証明とは、定款の末尾に、「①日付②上記は原本に相違ない③代表取締役氏名④会社実印押印⑤各ページ割印」をすることです。

 

このひな形が出来てしまえば、会社実印さえあれば定款は何部でも作成することができます。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。